穂高・ジャンダルム飛騨尾根
●残雪のこの時期、ジャンダルム飛騨尾根は、末端から登る事が出来、日本有数のビックルート(★★★)になります。
今回は、JAGUの若手のホープ「ナリケン」こと、成田ガイドに来ていただき、ガイド2名、クライアント3名の2パーティー編成で登攀しました。
・5月12日は、新穂高温泉より入山、天狗沢出合にて幕営。ここは落石の巣のようなところで、尾根の末端のわずかなところのみ安全なのです。乾杯をして疲れを癒しながら7時には就寝。
・13日は、月明かりの中、2時起床、4時にテン場をでる。
1000m近い、急峻な雪壁を約3時間かけて登りきり、枝尾根のトップに登り付く。さらに、複雑な2本の枝尾根をトラバースしてやっと飛騨尾根の主稜線に8時、到達することができた。
飛騨尾根は、地形が複雑でルートファンディングが難しい、4回も登っているナリケンが先行するので安心である。
いよいよ、ここから本命のミックスクライミングが始まる。
3級程度の岩尾根を、ピッチを切りながらショートロープも交え永遠と感じるくらい登る。
12時45分、やっとジャンダルムの頂を踏む事が出来た。
ここからは、一般ルートなのだが、実は、この時期、飛騨尾根よりも恐ろしいのである。
懸垂下降で、ジャンダルムを降り、ロバの耳に登りかえす。ここからの下りが、本日の核心ともいえる。
60mロープを2本つなぎ、一気に懸垂下降、コルから馬の背を越え、最後の雪稜を登るとやっと奥穂高の山頂である。15時45分山頂に到着。
絶景に感動して記念撮影。本日の宿、奥穂高山荘に懸垂下降も交え慎重に下る。
なんと、ナリケンは、翌日大切な用事があるため、必要のない共同装備を背負い、その日のうちに自宅まで帰る。さすが、JAGUの若手のホープ。大変ご苦労様です。
ナリケンには、申し訳ないけど我々は、翌朝、ゆっくりと下山。温泉につかり、疲れを癒し帰宅の途についた。
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