2012年5月15日 (火)

穂高・ジャンダルム飛騨尾根

●残雪のこの時期、ジャンダルム飛騨尾根は、末端から登る事が出来、日本有数のビックルート(★★★)になります。
今回は、JAGUの若手のホープ「ナリケン」こと、成田ガイドに来ていただき、ガイド2名、クライアント3名の2パーティー編成で登攀しました。

・5月12日は、新穂高温泉より入山、天狗沢出合にて幕営。ここは落石の巣のようなところで、尾根の末端のわずかなところのみ安全なのです。乾杯をして疲れを癒しながら7時には就寝。

・13日は、月明かりの中、2時起床、4時にテン場をでる。
1000m近い、急峻な雪壁を約3時間かけて登りきり、枝尾根のトップに登り付く。さらに、複雑な2本の枝尾根をトラバースしてやっと飛騨尾根の主稜線に8時、到達することができた。
飛騨尾根は、地形が複雑でルートファンディングが難しい、4回も登っているナリケンが先行するので安心である。
いよいよ、ここから本命のミックスクライミングが始まる。
3級程度の岩尾根を、ピッチを切りながらショートロープも交え永遠と感じるくらい登る。
12時45分、やっとジャンダルムの頂を踏む事が出来た。
ここからは、一般ルートなのだが、実は、この時期、飛騨尾根よりも恐ろしいのである。
懸垂下降で、ジャンダルムを降り、ロバの耳に登りかえす。ここからの下りが、本日の核心ともいえる。
60mロープを2本つなぎ、一気に懸垂下降、コルから馬の背を越え、最後の雪稜を登るとやっと奥穂高の山頂である。15時45分山頂に到着。
絶景に感動して記念撮影。本日の宿、奥穂高山荘に懸垂下降も交え慎重に下る。
なんと、ナリケンは、翌日大切な用事があるため、必要のない共同装備を背負い、その日のうちに自宅まで帰る。さすが、JAGUの若手のホープ。大変ご苦労様です。
ナリケンには、申し訳ないけど我々は、翌朝、ゆっくりと下山。温泉につかり、疲れを癒し帰宅の途についた。

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2012年5月 9日 (水)

白馬岳・主稜

●5月4日、17時、白馬駅に集合。 駅の近くの温泉民宿に泊まる。
5日、4時に起きて空を見ると、どんよりした雲が張り詰めているが、隙間からは青空が見える。
予定通り、5時にスタート、白馬尻7時到着。
8峰位までは、見えるようになり、好天に向かっていることは確か、7時15分、8峰を目指し登りだす。
2年前に比べ、積雪は少なく、シュルンドが大きく開いている。巨大なシュルンドを避けながら、8峰へのぼる。
ここから主稜の縦走が始まるのだが、雪が少ないため、巻くようにして登る個所が多く、意外と大変である。
しかし、雪がしっかりしてるので、救われる。
小蓮華山付近を何度もヘリが飛び交っている爆音が響く。おそらく、昨日、消息不明になった6人パーティーの捜索だろう(このときは、遭難死しているとは知らなかった)
最後の雪壁は、雪庇が張り出し、このルートの核心部なのだが、単なる雪壁、今年は、下部の方が悪く感じた。
ちなみに、2年前は、10m近く張り出し、切り崩せないため、なんとトンネルが掘ってあった。年により同じ時期でもかなり変わるものである。
6日は、雷が鳴る悪天候、鳴りやんで落ち着いたのを見計らい、大雪渓を下るも、途中からまた嵐になる。11時、猿倉に到着。

●6日、17時、2回目の主稜に、参加の皆様と白馬駅に集合。
7日は、朝、民宿で気温3度。快晴でかなり冷え込んでいる、これなら期待できそうだ。
白馬尻手前からJAGUの山本ガイドパーティーが、シュルンドを避けながら、巧みなルートフアンディングで8峰を登っているのが遠望できる。我々より1時間半程度、先行しているものと思われる。
7時、我々も主稜を登りだす、5日のラインは崩れて登れないため、山本ガイドのトレースに合流、後を追うことにする。
昨日の大雨で、尾根上もかなり変わり、一層、悪くなっている。4峰位からは、新雪が積もり深い所では、30センチのラッセルである。後続の私は、山本ガイドに感謝。
このころから、一人の方が調子悪くなり、ペースを落とし休み休み登る。3峰で休憩していると最後の雪壁を越え、山頂に這い上がる山本ガイドが見える。12時30分くらい、良いペースである。
我々も調子を戻し、2時間ほど遅れ、無事山頂に到着。絶景に疲れが吹き飛んだ。
8日は、快晴の中、今度は、安心して猿倉へ下降した。

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2012年5月 3日 (木)

槍ヶ岳・北鎌尾根

●GWの前半は、4月28日から3泊4日で北鎌尾根に入りました。
昨年もこの時期、上高地から明神岳・東稜に入ったのですが、今年の残雪は少なく、昨年の5月半ばと同じくらいの感じでした。
初日は、槍沢ロッジまで入山して宿泊。

29日は、最高の晴天に恵まれ、水俣乗越を越えて天上沢を下降、降りた分、約600m登りかえして北鎌のコルにて幕営。コルは狭いので雪壁を削ってテントを張りましたが、我々だけでしたので贅沢な時間を満喫。重荷に耐えた苦労が報われる瞬間です。

30日は、嫌な雲が広がり、予報よりも悪い感じです。荒れることもないと判断して、5時30分出発。
独標のトラバースは、このルート中の核心です。
スノーバーやブッシュでプロテクションを取りながら、4ピッチのトラバースとなりました。核心を越えたといってもやっと半分、10時、トラバースを終えやっと一息。
このころから天気が怪しくなり、雪が舞い始めるが、気温が上がらず雪が腐らないことを考えるとラッキーともいえる。
近くに見えても恐ろしいほどアップダウンがあり、なかなか、近づかない槍を目指す。
16時、槍の穂先に到達。絶景を楽しみ、槍ヶ岳山荘のビールを目指して慎重に下降。

5月1日、予定通り、無事下山。大変お疲れ様でした。

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2012年4月25日 (水)

北川+筆頭岩から金鶏山縦走+小川山

●今シーズン2回目、北側の岩場に行ってきました。今回は、個人ガイドで、北川の看板ルート「北落師門」を登りにやってきたのです。しかし、恐ろしく寒く、息は白くなり、さらに、このところの雨で、なんとハングからは染み出しが・・・・・良い状態ではありませんが、なんとかムーブを解決。次回こそは、レットポイントを狙いましょう!

●同じく個人ガイドで、「妙義山筆頭岩~金鶏山」の縦走に行きました。妙義は、桜の時期で最高です。また、久しぶりの晴天に恵まれ、最高の1日となりました。筆頭岩は、易しいですが4ピッチあり素晴らしい眺めです。岩頭からは、2回の懸垂下降で金鶏山のコルに降り立ちます。ここからは、トサカのような岩尾根の縦走が始まります。マルチピッチのクライミングとハイグレードハイキング、おすすめのコースです。

●今シーズン初めての小川山に行きました。土曜日は、天候に恵まれましたが、シーズン初めのため、駐車場には車は10台ほどです。この時期は、穴場で人気ルートも登り放題です。初日は、「小川山ストーリー」などフェイス系で講習会を開催しました。翌日は、雨天の予報でしたが、14時くらいまで持ちました。この時ばかりと人気の「カサブランカ」を独占、何回か登り、カサブランカを堪能し講習は終わりました。

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2012年4月17日 (火)

富士山+宝剣岳

●個人ガイドを依頼され、4月11日から13日にかけ、富士山に行ってきました。11日は、雨の中の入山。
12日は、晴れたのですが、一時的に西高東低になり突風、7合目下まで登ったのですが、林道はアイスバーンでテカテカ、これ以上は危険と判断して下山。8合目まで登った、バスク人パーティーは200メートル滑落しましたが、運よく軽傷で済みました。
13日は、風は弱まると考えたのですが、なんと昨日以上の突風、山の天候は難しい、仕方なく下山しました。

●16日(月)は、個人ガイドで日帰りの宝剣岳・中央稜に行きました。
今年は、3月以降の降雪が多く溶けていないため、冬期登攀のような状態でした。「おけらクラック」は、左手・左足は、ジャミング、右手はアックスという有様です。
3年前は、雪が少なく、アイゼンを外してフリーで登れたところも、冬壁状態でした。
それでも、快適なクライミング(冬期登攀)を満喫して、予定通り、日帰りで完登、帰宅しました。

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2012年4月 9日 (月)

北川+三ッ峠

●4月6日(金)は、個人ガイドで北川の岩場に行ってきました。
北川の岩場は、西吾野にある岩場で、5mにおよぶ巨大なハングが、うりの岩場です。3年ぶりの北川は、恐ろしく寒く、今回は、名物のハング越えのルートではなく、ポピュラーな人気ルート「謙譲の美徳」などを登りました。

●7日~8日にかけては、三ッ峠で人工登攀とレスキューをテーマに講習会を開催。
7日は、14時くらいから雪がぱらつき、これまた恐ろしく寒くなったのですが、直登カンテ、逆V字ルートの1ピッチをトップロープで登り、人工登攀の基本動作「巻き込み」などを講習。
8日は、晴天に恵まれ、日が当たりだすと今度は暑く、トレーナー1枚でも十分な陽気となりました。昨日と同じルートを登り、体慣らしから始めました。練習の甲斐あり、昨日よりもだいぶ良い登りとなりました。
その後は、中吊りからの出脱、ルベルソやATCガイドなどの加重抜きと引きおろし、1/3の引き上げ法、各種懸垂下降と仮固定を講習して終了。
屏風岩、明星山・左岩稜、瑞牆山の各ルートには、人工登攀のピッチがあります。
最近は、人工登攀は、やる機会が少ないのですが、年に1回程度は、人工登攀と合わせてレスキュー関連の練習をすることは大切です。

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2012年4月 5日 (木)

城ヶ崎+海金剛+天狗岳

●4月1日(日)は、今シーズン最後の城ヶ崎での講習会。解禁されたファミリーエリアに行き、まずは、5.8クラスでアップ、午後は、人気ルートのマザー、ファザー、ブラザーの各クラックを登り、今シーズンの城ヶ崎は無事終了しました。次回は、12月です。それまでは、小川山でクライミングを楽しみましょう!

2日は、海金剛・スーパーレインへ、、昨日のように風は強くなく、久しぶりに春のすがすがしい天気の中、登る事が出来ました。やはり、クラックのマルチは、楽しいですね。
スーパートリトンへ取付く、草付きがかなり崩壊していました。しかし、登るのには問題なさそうです。
海金剛自体、かなり崩壊が進んでいるようです。

3日~4日は、高校時代の山仲間と久しぶりに、八ヶ岳・天狗岳へ。3日は、みぞれ交じりの雪でしたが、4日は、西高東低が強まり、2月のような真冬の山に変貌しました。4月でこれほど白くなるとは、今年は厳しい天候が続きますね。

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2012年3月31日 (土)

アイスクライミングとガイド資格更新研修

●3月24日~25日にかけ、美濃戸口・角木場の氷柱と南沢大滝、小滝に行ってきました。
本来は、上高地を予定していたのですが、23日からの降雪による雪崩が怖いので変更した次第です。大滝は、2週間前よりも、さらに発達したような感じですが、もう、3月もおしまい、さすがに、やわらかい氷になっていました。
早いもので、12月に始まったアイスクライミングも今シーズンは、これにて終わりました。来シーズン12月まで8か月間、アイスはお休みです。

●25日は、そのまま、栂池へ移動。
26日から29日まで、ガイド資格の更新研修で、蓮華温泉周辺にて山岳スキーの講習を受けてきました。
ガイド協会所属のガイドは、職能(国際、登攀、山岳、登山など)にかかわらず、3年に1回受講しなければなりません。種目は、アイスクライミング、ルートガイド、フリークライミングなど色々あるのですが、自分が苦手で一番勉強になる山岳スキーの研修会に参加しました。普段行かないところを滑るので、新鮮味があります。

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2012年3月22日 (木)

個人ガイド・城ヶ崎

●個人ガイドで、3月20日~21日にかけ、1泊2日で城ヶ崎に行ってきました。

10年ぶりの城ヶ崎とのことでしたので、まずは、ファミリーエリアで登ることにしました。解禁にもなりましたので、20人ほどのクライマーで混雑していました。やはり人気のエリアです。
10クラスまでのクラックなら、なんと言ってもここが練習になりますね。

翌日は、フナ虫ロックへ。
着いた頃は、晴れのいい天候だったのですが、10時くらいからおかしくなり、11時頃には、みぞれ交じりの雪となりました。これには驚きです。
1時間ほどで、快晴に戻り、午後は快適に登れました。

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2012年3月19日 (月)

五竜岳・遠見尾根

●3月16日(金)、テレキャビンを使い遠見尾根に入山。
天気は晴れ、遠く槍ヶ岳も遠望でき、春らしい気持の良い登行となる。
この日は、中遠見山を越えた鞍部にて幕営。20時には、星も瞬き快晴。
午前4時に起きると小雪が舞っているので、5時まで待機とする。5時の時点で、降雪は強くなり、風も出てきたのでこの日は停滞。雪山のテント生活は、停滞でも楽しい。
結局、夕方まで雪が降り続き、テントが半分ほど埋まる。その後は雨に変わるが、明け方まで悪天候が続いた。
18日は、下山日なので、西遠見山まで登り下山することにする。
雪山のテント山行は、荷物が重く、体力的にも大変な山行であるが、忘れてはいけない登山原点の魅力を感じる。

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